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2月 CV. 佐藤利奈 公式設定 マルチアーノ12姉妹の第2世代アンドロイド メガネ+オールバック 武器は持たない後方支援担当 ハッキングなど電子戦に優れる 情報処理・索敵能力に優れており、戦闘では後方支援を受け持つ。 (コミック1巻 巻末資料より) フェブラリー→(ツッコミ)→マーチ フェブラリー←(ボケ)←マーチ (コミック2巻 巻末相関図より) 情報処理、索敵能力に優れた第2世代。機械に強く、自分の衣装を改造して、ECMや防御フィールド、広域レーダーなどを組み込んでいる。戦闘では完全に後方支援、武器を持っての戦闘は行わない。美的センスのズレたメカフェチ。 (DVD5巻ブックレット 落書きイメージ集part6. キャラクター性格設定より) ※初期設定らしく、本編と異なる可能性がある 口紅をつけてる 初期構想ではサーチ&ECMの他、バズーカ携帯が考えられていた(DVD5巻ブックレット 設定資料集より) 二次裏設定 腐女子 ネット廃人 ふたば12姉妹スレの自演常習者 メガネを取ると美人(?)
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【モチーフ】:チラシ+雀+マージャン牌+テレビ 【能力】: 宣伝する程度の能力(体のあちこちにある麻雀牌でテレビCMを映し出したり、羽のチラシを撒き散らして宣伝する。) 【上司】:(元) 携帯伝令 フォン・フォン 運搬長官 レトロ・トラック 【住所】:(現在)不定 【好物】:駄菓子全般(特に金太郎飴)、和菓子全般、ほうじ茶 【苦手】:スズメの串焼き 【解説】 チンドン屋で奇跡団を宣伝しようと目論んだ早苗によりチラシと麻雀牌から生み出された奇跡獣。皮肉屋で冷たい性格。 奇跡団の宣伝によるスポンサー獲得作戦という地味ながらある意味重要な作戦を行った。 フォン・フォンとレトロ・トラックを巻き込んでチンドン屋宣伝作戦を順調に進めていたが、春咲リリーと遭遇し、彼女から逃げ出すレトロ・トラックに置いてけぼりを喰らう。 それでもフォン・フォンと宣伝をして成果を紡いでいたが、今度は変身したリムウェールと遭遇。彼女たちのいざこざを見て呆れた彼は奇跡団を出て行ってしまった。
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キズナのキセキ ACT1-28「すべてがつながるとき」 ◆ 形勢は逆転していた。 マグダレーナが攻め、ミスティが下がる。 マグダレーナが切り札と言うだけあって、長剣ソリッドスネークは尋常でない破壊力を秘めていた。 「シャアアアアァァッ!!」 しわがれ声で放たれる気合いは、まるでガラガラヘビの威嚇音のようだ。 振るわれた長剣が蛇のようにうねり、ミスティに襲いかかる。 「くっ……!」 エアロヴァジュラを立て、受け流すように防御する。 耳障りな音を立てて迫るソリッドスネーク。刀身をいくつもの刃に分裂させ、次々にエアロヴァジュラと接触する。 なんとか防ぎきった。 ほっとするのも束の間、ミスティはぞっとする。 手にした刀は、ガタガタに刃こぼれしていた。これでは刀として斬る用をなさない。 「……なんてこと」 刃の強度が違うのだ。エアロヴァジュラはソリッドスネークの刃に負けてしまっている。 防戦に回っては不利だ。 「……ならばっ!」 ミスティはボロボロの刀を振り上げ疾走する。 攻めに出て、形勢を取り戻す。刃こぼれしていてもまだ使える。斬るのではなく、叩きつける。 ミスティは一気にマグダレーナの間合いに踏み込んだ。 しかし。 「……っ!!」 またしても耳障りな音と共に、ミスティの視界をソリッドスネークの蛇腹が横切った。 落ち着きを払ったマグダレーナによる操作で、ソリッドスネークは彼女を取り巻くように動いている。 まるで刃の結界。三六○度、隙はない。 「おおぉっ!!」 それでもミスティは、力任せにエアロヴァジュラを振り下ろした。 ソリッドスネークが宙を走りながら、その一撃を受け止める。 逆に、流れる連結刃がその一刀を次々と襲う。 ついにエアロヴァジュラが粉々に砕け散った。 「……くそっ!」 素早く間合いを取りながら、手に残った柄をマグダレーナに投げつける。 しかし、それもソリッドスネークの餌食になった。空中で粉砕され、マグダレーナに届くことはない。 その様子を睨みながら、ミスティはソリッドスネークの間合いの外へ退いた。 左の副腕にマウントされていた予備のエアロヴァジュラを抜き取る。 だが、この予備の刀もどれほどに役に立つものか。 あのソリッドスネークという武器はやっかいだ。 攻撃には縦横自在の動きで圧倒してくる。連なる刃による連続攻撃をはまるでチェーンソーだ。迂闊な防御は役に立たない。 防御にも力を発揮している。マグダレーナを取り巻くように動いて、近寄らせない。迂闊に近寄れば、なます切りになるだろう。まさに攻防一体の防御陣だ。 ソリッドスネークの動きは武器の域を越えて、まるで生き物のように思える。意志を持った生き物のように。 「……まさか……」 ◆ 「なにあれ……まるで生きてるみたい……」 涼子の感想は、奇しくもミスティと一致していた。 蛇腹剣・ソリッドスネークは、まるで意志を持つ蛇のごとく、ミスティを攻め、マグダレーナを守る。 マグダレーナの操作は超絶と言えよう。対峙した状態でも、ソリッドスネークの剣先は、ミスティを威嚇しているように見える。 まるで獲物に飛びかからんとする蛇の様相。 「……まさか……!」 美緒は思わず声を上げていた。 「まさか、ソリッドスネークも……あれも神姫……!?」 「……っ!」 その場にいた全員が息を飲む。 考えられないことではない。いや、その可能性の方が高い。 あれほどに意志を持った動きをするマグダレーナの武器ならば……『マルチオーダー』の支配下にあると考える方が自然だ。 だとすれば、マグダレーナは特殊スキルの一つを取り戻したことになる。 そして、ミスティは二人の神姫を相手にしているのと同じだった。 ソリッドスネークの動きはマグダレーナの操作ではない。ソリッドスネークという神姫の意志だというならば、あれほどに意志の宿った動きにも納得がいく。 対するミスティは、この短い間に圧倒的な劣勢に追いつめられていた。 「勝てるのかよ、ミスティ……」 弱気な言葉を口にしながら、有紀はそっとチームリーダーの顔を見た。 このバトルでミスティの有利を作り続けたその男。 遠野貴樹は無言のまま、戦況を睨み続けている。 ◆ これまでの鬱憤を晴らすかのように、マグダレーナが攻めに出る。 ミスティは焦燥にかられながら、回避するので精一杯の状況だった。 ミスティの武装はすでにボロボロだ。 背面にあったアサルトカービンもすでになく、二本目のエアロヴァジュラも刃こぼれでガラクタ同然。 人工ダイヤの爪はさすがに健在だった。だが、蛇腹剣の一撃をはじいた後、爪を装備した副腕の指は軸が歪み、まともに動かなくなっていた。 装甲にはすでに無数の傷が付けられている。両足の装備が健在で、いまだに滑走していられるのは僥倖という他はない。 あるいは、マグダレーナが意図的に脚に攻撃していないだけかも知れない。奴は「楽には殺さない」と宣言している。 市販品の装備をいくらカスタマイズしても、破壊に特化した特別製の装備に対しては、これが限界だ。 攻撃を捌くのも、いいところあと二回が限度。その前に攻撃にまわり、マグダレーナを倒さなくては、そもそも攻撃の手段を失ってしまう。 しかし、ソリッドスネークを用いた攻勢防御に隙はない。 無理に踏む込めば、ミキサーに飛び込むがごとく、粉砕されるのがオチだ。 「どうすりゃいいってのよ……」 思わず転がり出る弱気。 その逡巡こそ、隙だった。 「……しまった!」 鋼の蛇が襲い来る。 這っていた地面から一息に跳びかかってくる。 反射的に前に出した左の副腕は防御の態勢。 だが遅い。超硬度を誇るソリッドスネークに対し、市販品程度の装甲では防御にならない。左副腕は絶好の餌食だ。 鋼鉄の大蛇の牙が迫る。 鋭い切っ先がまるで飴細工のように、ミスティのカウル状の装甲を引き裂く。 蛇腹の動きは止まらない。 ミスティは苦渋の表情で副腕を捨てる覚悟をする……しようとしたその時。 「なに……っ!?」 驚きの声を発したのはマグダレーナだった。 緑色の装甲を引き裂かんと、蛇腹剣が絡みつこうとした。 が、その瞬間、澄んだ音を立て、蛇のうねりがはじかれたのだ。 ありえない。 市販品の武装パーツごとき、ソリッドスネークで引き裂けないはずがない。 その証拠に、カウル状の腕アーマーはズタズタだ。 驚いているのはミスティも同じだった。 絶体絶命の攻撃を跳ね返した原因に心当たりはない。不思議に思いながら、左の副腕に視線を向ける。 そこに、発見した。 「……なにこれ?」 引き裂かれた装甲の陰、ねじくれたような形の黒光りする金属の棒が覗いている。 剣だ。 黒い刀身を持つ一本の剣。 ミスティは右の副腕を使って、ズタズタに引き裂かれた装甲を剥がす。 装甲の中に剣がマウントされていることなど、ミスティは知らなかった。おそらく、菜々子も知らないだろう。 剣の姿が露わになる。独特の形をした黒剣。 長さはエアロヴァジュラとさして変わらない。フォルムも似ているような気がする。 特徴的なのは、柄尻から先にナイフほどの短い刀身が伸びていることだ。極端な長さの違いはあるが、双剣になっている。 そして、ソリッドスネークの攻撃を受けたというのに、刀身には一点の曇りもなかった。 ミスティは既視感のようなものを感じた。初めて見る剣だというのに、どこかで見たことがあるような感じ。例えればそれは「懐かしさ」であろうか。 ミスティは手を伸ばす。柄を握る。 剣は、あっけなくはずれ、ミスティの手に収まった。 まるでミスティのためにあつらえたかのように、ぴったりと手に馴染む。 しかし、ミスティのメモリーに、この剣のデータはなかった。 この剣はいったい……? □ やっと姿を現したか。 俺が準備していた、最後の切り札。それがあの剣だった。 使わないならそれに越したことはないと思っていたが。 「なんだ……あれは……剣か?」 大城の戸惑うような問いに、俺は頷く。 「ああ、餞別だよ。日暮店長からの。……伝説の剣だ」 ヘッドセットの正体を突き止めるために、日暮店長を訪ねた時、彼に渡された小さな木の箱。 その中に入っていたのが、今ミスティが手にしている黒い剣だった。 「伝説? 何言ってんだ、遠野、こんな時に……」 「知らないか、大城? ……以前、オーメストラーダ社のデザイナーが私費を投じて、個人制作の新型武装神姫を発表した。 女神をモチーフにした神姫で、前評判も高かったが……あまりの完成度の高さゆえに、生産コストが釣り合わず、コンセプトモデルまで発表しておきながら、結局お蔵入りになった」 「……おいおい! それってほとんど都市伝説だろ!?」 「だから言っただろう、伝説の剣だと」 大城は知っていたらしい。 しかし、八重樫さんたち高校生のチームメイトは首を傾げている。 だから俺は説明を続けた。 「その完成度の高さは、その神姫にセットされる予定だった武装も例外じゃなかった。 ショートライフル、長刀、そしてCQCソード。 その武装神姫の発売中止とともに、サンプルとして生産された神姫本体と武装のサンプルがごく少数、市場に流れた。 その神姫は、信念の女神をモチーフにしていたという。 そして、彼女の持つ三つの武器は、信念を貫く者に応えると伝えられた」 「それじゃあ、あの剣は……」 「そう。あの剣こそ、信念の女神の剣……CQCソード、その名は『ブラックライオン』」 「ブラックライオン……」 「『エトランゼ』にはぴったりの剣だろう? イーダ型のデザイナーの手による、最高の完成度の武装。 何より、ブラックライオンは……信念を貫く者に応えるのだから」 だが、そう言うと同時に、俺は不安を感じている。 武器の強度は同等以上、それはいい。 しかし、ブラックライオンとソリッドスネークではリーチの差が圧倒的だ。 あのソリッドスネークをかいくぐり、マグダレーナを倒しきる方法を、俺はどうしても思いつけない。 俺が策を届けられるのはここまでだ。あとはもう、戦場の二人に託す他はなかった。 ◆ マグダレーナの力任せ攻撃を、ミスティは冷静に捌き続けていた。 この冷静さは例の特訓で身につけたものだ。武士道モードの本領発揮である。 逆に、マグダレーナの方は自分が優勢であるにもかかわらず、ムキになっていた。 攻撃が単調になるのもかまわず、ソリッドスネークで打ちつける。 それをミスティが的確な動きで受け流している。 ブラックライオンの強度は、ソリッドスネークを上回っている。ブラックライオンは何度も攻撃を受けているというのに、漆黒の刀身には曇り一つない。逆に、ソリッドスネークは小さな刃こぼれがわずかながら確認できた。 ついにマグダレーナが攻撃を止める。策もなしに、力任せに斬り付けていても、今のミスティは崩せないと悟った。 間合いを取り、蛇腹剣を下段に構える。長い刀身が地面に垂れるが、剣先だけはミスティを威嚇するように首をもたげている。 ミスティはほっと吐息をついた。 彼女は内心、追いつめられていた。 ブラックライオンは確かに頼りになる武器だ。しかし、ソリッドスネークの自在な動きとリーチの長さは未だ健在である。 そして、それをかいくぐる術もないし、たとえマグダレーナと接敵しても、奴を倒しきる方法もない。今のままでは、いずれソリッドスネークの餌食になってしまうだろう。 劣勢なのは未だ自分の方だ。 それを思い知り、焦る。 たとえ刺し違えても奴を倒さなければ。 思い詰めた思考回路がそんなことを考えたが、ミスティはすぐに否定する。 ……いや、刺し違えるのではダメだ。 わたしが壊れてしまったら、ナナコはまた深く傷ついてしまう。今度は二度と立ち直れないかも知れない。 そんなのはダメだ。 マグダレーナを倒し、勝たなくては。 ミスティは心の中で苦笑する。 なんてハードなオーダーなのかしら。 でも、やりきらなくてはならない。いえ、やりきってみせる。 必ず勝つ。 ナナコを守るために。 それが、最後のパスワード、だった。 ミスティのコアの奥深くで、何かの認証がなされた。 (……なに……?) ミスティの視界の中に、文字が書き出されてゆく。 〈意識水準チェック……OK〉 〈技術水準チェック……OK〉 〈装備水準チェック……OK〉 〈基準条件ロック解除、ファイル解凍開始〉 その表示が出た瞬間、ミスティは自分の身体の奥底で、何かが開く音を確かに聞いた。 その刹那。 緑色に発光する0と1の無数の羅列が、音がした部分から間欠泉のように噴き出してくる。 その0と1は、ミスティの未使用のリソース部分に書き出され、ものすごい勢いで整然と並んでいく。 ミスティが意識すれば、視界はグリーンディスプレイのように緑の文字で埋まる。 意味のなかった二文字の羅列が意味をなす。 急速に書き出されていくそれは…… (戦闘プログラム!?) 記憶野の奥深くに隠されていたのは、戦闘プログラムの圧縮ファイルで間違いない。 突然の出来事に目を見張っていたのは、実はほんの一瞬のことだったようだ。 気がつけば、書き出されたプログラムの最後にカーソルが点滅している。 プログラムの最後は付加された注意書きで締められていた。 ミスティはその文字に視線を走らせる。 --------------- わたしのコアを受け継ぐ神姫へ マスターが考案し、わたしが組み立てた、この技。 心、技、体……すべてのプロテクトを解除したあなたには、この技が使えるはずです。 この技が、わたしの最愛のマスター・久住菜々子を守ってくれることを願って。 ミスティ --------------- 初代。 「……姉さん!」 ミスティは無意識のうちに、そう叫んでいた。 同じだった。 嫌っていた初代、彼女の想いもまた、二代目の自分と同じだった。 菜々子を守りたい。 この世にたった一人のマスターを傷つけたくない。もうこれ以上、傷ついて欲しくない。 いや、本当はわかっていた。 ミスティのくだらない劣等感が、初代の想いどころか存在すら拒否していた。 初代はずっと、わたしに手を差し伸べていたはずなのに。 ティアの言葉を聞いていれば、きっと、もっと早く分かったはずなのに。 そして。 こうして伝えられた想いの強さに、今、ミスティは感動さえ覚えていた。 これは奇跡だ。 時を越えても、身体が他の神姫のものになっても、心さえ自分のものではなくなっても、それでも。 最愛のマスターを守りたい、と。 その尊い想いは、確かにミスティの胸に伝わった。 これが奇跡でなくてなんだというのか。 ふと気配を感じ、ミスティは顔を横に向けた。 すぐ隣に、薄く輝きを放つ、白いストラーフが立っている。優しい眼差しでミスティを見つめていた。 初めて見るその神姫を、ミスティは知っていた。 彼女こそは、久住菜々子が初めて所有した神姫。 初代ミスティ。 イーダのミスティの……姉のような存在。 ミスティは真剣な、しかし脅えをはらんだ瞳で、姉を見つめた。 「ごめんなさい、姉さん。 今のわたしじゃ、あいつを倒せない。 ナナコを、守れない。 だから……一緒に戦ってくれる? わたしたちのマスターを守るために。 ……お願い、力を貸して」 ミスティはおずおずと手を伸ばす。 白いストラーフの手がゆっくりと伸びて、ミスティの手をしっかりと掴んだ。 ミスティは少し安堵したように微笑する。 すると、ストラーフのミスティは、にっこりと笑い、そして寄り添う。 白い影がほどけてゆく。 緑色に発光する、無数の0と1の集合へと変化する。 それが一陣の風となって、ミスティの小さな胸に流れ込んだ。 同化する。 戦闘プログラム・インストール完了。 それは、ストラーフのミスティ最後の技。 その名を『花霞(はながすみ)』という。 「完璧だわ……」 かつて、誰かが言った。 技は絆の証だと。 ならば、託されたこの技は、初代と自分をつなぐ絆。 ミスティを名乗る神姫に受け継がれる想いの結晶。 かつて、ミスティがもっとも尊敬し愛する神姫が、言っていた。 神姫の名は誇りだと。 ならば、わたしも誇りを抱こう。 菜々子の神姫として、ミスティの名を継ぐことに! いま、すべての絆がつながった。 ミスティは仰いでいた顔を戻し、正面を見据えた。 いぶかしげな表情のマグダレーナがそこにいる。 瞳に宿るのは、強い意志。 これ以上ないほどに心は燃えていたが、意識はひどく冷静だった。 これもあの合宿の成果……武士道モードのおかげなのか。 ミスティは現状を分析する。 武器の強さは互角。 マグダレーナを倒す最後の一手もある。 だけど、足りない。 ソリッドスネークのリーチを無効にし、マグダレーナ本体に接近する方法がない。 ミスティには策がない。 ならばどうするか。 その策を考えるのは……そう、マスターの役目だ。彼女ならば、いい手を閃くに違いない。 そう信じて、ミスティは叫んだ。 「ナナコ! 桜散らすわ! どうする!?」 菜々子はその一言に、びくりと身体を震わせる。 わかった。菜々子にはその一言だけですべてが理解できた。 今、この一瞬の間に、ミスティが何を見て、そして何を得たのかを。 そして、ミスティが菜々子に何を求めているのかも。 「ミスティ……」 菜々子は俯き、吐息のようにその名を呼ぶ。 かつて心を救われ、家族として愛した白い神姫を想う。 ありがとう。今もわたしを助けてくれるのね。今のミスティも大事に想ってくれて……ほんとうに、ありがとう。 今、菜々子は実感していた。 わたしは独りではない。 武装神姫を通して出会った人たち、出会った神姫たちに支えられ、今ここに立っている。 そして、決してわたしを見捨てないでいてくれる……わたしの神姫、二人のミスティ。 自分とつながるすべての絆……それは、どれほどにかけがえのないものだろう。 愛する人が、わたしに教えてくれた。 そう、それが、それこそが。 『エトランゼ』を名乗るわたしの本当の力……! 菜々子は顔を上げる。 その瞳には強い光が宿っている。まっすぐに決然として前を見た。正面に立つ……桐島あおいを。 あおいは一歩、後ずさる。それは無意識の行動だった。 彼女はたじろいでいた。 目の前にいる人物は、あおいの知る菜々子ではない。 『エトランゼ』の異名を持つ神姫マスター・久住菜々子の本当の姿……かつて、あおいが追い求めた理想を叶えた、真の神姫マスターの姿だった。 「見てください、お姉さま。これが、わたしのたどり着いた答え……。 理想は形に……絆は力に……お姉さまに教わったことは全て正しかったと……その証明です!」 揺るぎない意志を言葉にする。 言い切った菜々子は、自らの神姫に視線を送る。 そして叫んだ。 「ミスティ! 亡霊と踊りなさい!」 その場にいた誰もが、菜々子が何を叫んだのか、その意味するところを理解できない。 だが、それでいい。 ミスティは思っている。菜々子の「無茶ぶり」を理解できるのは、菜々子の神姫・ミスティだけ。 これこそ『エトランゼ』流の『アカシック・レコード』封じだ。 それにしても、まったく、なんてヘビーなオーダーなのかしら。 ミスティの口元に笑みが浮かぶ。 苦笑、ではない。挑戦的な、不敵な微笑。 もう、負ける気がしない。 ミスティは応える。 「応っ!」 ミスティは天に向けて指し上げた黒剣を、左右に鋭く振るう。 剣風が、舞い散る花びらを吹き散らす。 さらに振るう。振るう。 剣を持って舞う。舞い踊る。 ミスティの剣の舞に吸い込まれるように、桜吹雪が渦を巻く。 無数の花弁が、ミスティを押し包んでゆく。 緑色の神姫の姿が、薄紅色に霞む。 その場にいた皆が、ミスティを見つめていた。彼女の舞に、目を奪われている。 渦巻く桜吹雪。 中心にいるミスティの口元には、笑みさえ浮かんでいる。 ミスティを包む薄紅色はどんどんと濃くなり、やがて彼女の姿を覆い隠すほどになる。 まるで桜の花びらの竜巻。勢いはいや増すばかり。 そして、誰もが息を止めたその瞬間。 タン、という音ともに、ミスティが渦から一歩外に踏み出す。 すると。 桜の花びらが、膨らむように舞い散った。 広がり、はらはらと舞い落ちる花弁。 拡散する桜吹雪の中心。 剣を構えたミスティがいる。 その姿はまるで、ミスティが満開の桜の木に変身したかのよう。 マグダレーナはその光景に心奪われていた。 そして、神姫に対する初めての感情を抱く。 美しい、と。 「覚悟はいいか、『狂乱の聖女』マグダレーナ!」 ぼう、と見とれてしまっていたマグダレーナの意識を、ミスティの一喝が現実に引き戻した。 ミスティはまっすぐにマグダレーナを見据えている。 凛、と叫んだ。 「久住菜々子が武装神姫、『エトランゼ』のミスティ! 推して参る!!」 次へ> Topに戻る>
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2010年JMRC中部ラリーチャンピオンシリーズポイント (本リストは正式の集計ではありませんので、正式にはJMRC中部HPをご覧ください) DE-4クラス ドライバー 順位 氏名 クラブ AND シンフォニー 神大 新城 電通大 シロキヤ 合計 1 藤川勝行 SHIROKIYA 10 10 10 30 2 宮本雅彦 R・M・A 8 8 8 24 3 栃澤一義 PROJECTK 10 3 1 14 4 蒲生裕一 T・S・Y 3 1 1 6 3 14 5 大倉聡 MASC 10 10 6 村上健 SHIROKIYA 6 2 8 7 徳能大輔 DART 4 4 DE-4参加数 7 12 10 6 6 7 48 JMRC中部 4 2 5 4 2 4 21 競技会参加台数(チャンピオンシリーズ)合計 26 36 30 21 23 26 136 DE-4クラス コ・ドライバー 順位 氏名 クラブ AND 6/5~6 シンフォニー 7/10~11 神大 8/28~29 新城 電通大 シロキヤ 合計 1 青木弘之 CTRC 8 8 8 24 2 鈴木和人 SHIROKIYA 10 10 20 3 前田健吾 T・S・Y 3 1 1 6 3 14 4 吉村祐司 PROJECTK 10 10 4 北田稔 KRM 10 10 6 御領親幸 SHIROKIYA 10 10 7 内野稔秀 SHIROKIYA 6 2 8 8 宮地 一喜 DART 4 4 9 石村 朝之 PROJECTK 3 1 4 DE-4参加数 7 12 10 6 6 7 48 JMRC中部 4 2 5 4 2 4 21 競技会参加台数(チャンピオンシリーズ)合計 26 36 30 21 23 26 136 DE-3クラス ドライバー 順位 氏名 クラブ AND シンフォニー 神大 新城 電通大 シロキヤ 合計 1 山村浩三 DART 3 8 8 10 10 39 2 新堂啓太 SHIROKIYA 8 6 6 20 3 宮前信彌 MSC-WAGO 10 1 11 4 柴田哲郎 SHIROKIYA 1 4 5 5 郡司義浩 ENKEI 2 3 5 6 板本敬二 MRT-金沢 4 4 7 前後勝也 DART 1 1 1 1 4 8 佐橋徹 RTN 3 3 9 成瀬克巳 AND 1 2 3 10 保田直樹 SHIROKIYA 1 1 1 3 11 内藤徳之 CMSC浜松 1 1 1 3 12 大森篤 SHCC三重 2 2 13 田中潤 MASC 1 1 2 14 徳久完治 R-8石川 1 1 2 15 牧野礎 CMSC浜松 1 1 16 小林剛 RST 1 1 17 野澤孝之 CMSC浜松 1 1 DE-3参加数 13 17 14 10 11 14 79 JMRC中部 10 7 5 9 2 7 40 競技会参加台数(チャンピオンシリーズ)合計 26 36 30 21 23 26 136 DE-3クラス コ・ドライバー 順位 氏名 クラブ AND シンフォニー 神大 新城 電通大 シロキヤ 合計 1 内田園美 DART 3 8 8 10 10 39 2 鈴木真由美 SHIROKIYA 8 6 6 20 3 佐々木 翔 MRT-金沢 10 1 11 4 鹿肝利明 TOMBO 4 1 2 7 5 加藤勝義 SHIROKIYA 4 4 6 沼口和己 MASC 1 1 1 1 4 7 岩本映 SOMOS 3 3 8 藤岡哲也 CMSC浜松 3 3 9 門井賢吾 CMSC浜松 1 1 1 3 10 畠沢良之 ENKEI 2 2 11 坂根昌子 SHCC三重 2 2 12 神山佐知子 MASC 1 1 2 13 原口直之 R-8石川 1 1 2 14 村木幸洋 CMSC浜松 1 1 15 浦雅史 MASC 1 1 16 池嶋賢 SHIROKIYA 1 1 17 船木一祥 T.O.F 1 1 18 中根秀之 T-AIHO 1 1 19 保田将史 SHIROKIYA 1 1 20 染宮弘和 RST 1 1 DE-3参加数 13 17 14 10 11 14 79 JMRC中部 10 7 5 9 2 7 40 競技会参加台数(チャンピオンシリーズ)合計 26 36 30 21 23 26 136 DE-2クラス ドライバー 順位 氏名 クラブ AND シンフォニー 神大 新城 電通大 シロキヤ 合計 1 上條泰 ACCEL 10 6 8 10 4 10 48 2 西村修 ON! 6 4 10 3 船木淳史 MASC 6 6 4 松浦孝 Duckbill 6 6 DE-2参加数 6 7 6 5 6 5 35 JMRC中部 2 2 1 3 1 3 12 競技会参加台数(チャンピオンシリーズ)合計 26 36 30 21 23 26 136 DE-2クラス コ・ドライバー 順位 氏名 クラブ AND シンフォニー 神大 新城 電通大 シロキヤ 合計 1 辻正男 RTN 10 10 20 2 岩本映 ACCEL 10 10 3 横川紀仁 Team RS 10 10 4 瀬川勉 BERN 6 4 10 5 萱原敏幸 ON! 6 4 10 6 丹羽貴裕 DART 8 8 7 神山佐知子 MASC 6 6 8 坂口進 Duckbill 6 6 DE-2参加数 6 7 6 5 6 5 35 JMRC中部 2 2 1 3 2 3 13 競技会参加台数(チャンピオンシリーズ)合計 26 36 30 21 23 26 136 (1) 全開催数が3戦以下の場合、 当該年度における当該ラリーシリーズのオーガナイザークラブ・団体に所属する者を上位とする。 (2) 上位ポイントの獲得回数の多い順。 (3) 当該競技者が得た全ての得点のうち、 上位得点の獲得回数の多い順。 (4) 参加台数の多い競技会のポイントを優先する。 (5) JMRC中部ラリーシリーズ主催者会議にて決定する。
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Event/果報は寝て待て!5時間後のキセキ 公式に情報のないナゾの袋、恐くて開けられぬぞぃ -- 5時間やっていちごシロップだし、メンテ遅いし 寝糞め・・ (--; -- 5時間やってイチゴシロップはもう我慢限界っしょ; 少しは楽しませる気はないのかなぁ・・・。 NEXONには失望です。 TWやめますね〜・・。 -- d 消えうせろや寝糞めぇ! -- オル 5時間待つのx3回やって全部いちごシロップとか -- オル なんだよ 寝糞めぇえええ -- オル はんまでました -- はんまでました -- お団子無期限確認しました -- ルグ 18日のメンテ8 00開始、これ皆勤賞とれた人いるの?w -- クロエでCP1進めてたら失敗しました。 -- ↓ゼリッピレンジャーを救えでもらった箱と混同してたようです、申し訳ない -- 3個あけてゴロゴロ稲妻、焼き栗帽子(星)、ゴールデンクラウンだったんですが、栗帽は5関係ないから間違いかも・・・?期限は無しでした -- ↓↓日をまたいでクリアすると次がすぐスタート -- ナルフリワープから森の小道へワープしたらミラに失敗しました宣言されました・・・orz -- 箱をもらった直後「今から開始だ」と言われてまた始まりました。ルールが変わった!? それともまた緊急メンテ!? -- 二日連続臨時メンテでイベ失敗・・・・・対応できないとの返信・・・はぁ・・・・・ -- 初日以外真夜中inして寝て朝箱もらえば皆勤賞、ってルートだけ生きてる -- イベ5時間経ってミラの所に移動する時に落ちた -- 今日のメンテでイベ失敗しました。昨日のメンテではクラブルームに床置きで受け渡ししてたレンジャーが消えました。緊急メンテは実施から5時間以上前に知らせるべきだと思います。 -- ↓ただし連続してイベントが発生します -- 日をまたいでの接続で5時間接続成功しました -- リンゴ爆弾はダブルクリックしてMOBにクリックするリンゴ飛ばせます (^_- -- $テチ 6レベでお団子出ました(期限2週間)・・・つけれない;w -- イベントリーの重が最大で受けた際ログには箱もらえたように書いてあるが実際消滅 -- ネクソン撲滅運動 ゴロゴロでました 補正なし、期限2週間、頭+ -- 唯りん ゴールデンクラウンでました -- 妖刀 ナルフリ、クラフリ等色々ワープしたけどイベント終了にはならなかった -- お団子無期限確認 -- まきしみそ 五周年ティアラでました。補正はALL5合成MAXです。 -- 日をまたいでクリアできました -- 6〜7時間放置後、ナルビクに移動した時に鯖落ち。いそいでインし直したらイベ終わってました (T-T 報酬を貰うまで落ちてはいけないらしい -- 放置キャラで8時間ほど放置し、そのあとすぐに落ちてしまい、忘れてたと思ってINしたらもらえました。 (^-^ -- せっかく待ったのにサバ落ち→失敗って・・・ -- ↓5連続イベの参加賞の称号を貰うには一度はやらないと^_^; -- 5時間経過後、ミラと話す前に切断で失敗・・・orz -- CP進めたら、「5時間イベントは1日一回しか出来ない」表示が。。何故だ。 -- 鯖移動時に低スペックだったりナル復活みたいな混雑してる場所だと一旦キャラ情報が失われるのではないかと推測 -- 5時間以上経過後切断され、同キャラでミラに話しかけたら失敗扱い…これは酷い -- ↓↓それは5時間経つ前に接続が切れていたのでは? -- ↓もどったら「失敗」いわれました・・・ぼろぼろだなこのイベ -- アノシベ 放置で5時間たったからPCの前にもどったら「接続切れ」のメッセージ・・・ -- アノシベ 5時間ピッタリに行ったら「まだ0分残ってる」といわれました。完全に5時間超えしなければダメみたいですね。(その後もらえましたが) -- トレテチ †ゴロゴロ稲妻出ました。頭SHOW装備、補正なしクリなし、期限付き。捨てると消滅、交換、銀行、クラブ金庫不可。 -- ↓23時じゃなく22時ですね。訂正しておきます -- レンムミラ 3/5 23 46頃の一斉落ちのせいで後五分だったのに失敗orz -- レンムミラ あと数分で時間なのでクラドからナルビクにワープしたのですが、ナルビクに着いた途端に『クリアできませry』のメッセージが…。バグなのかなんなのかさっぱり -- アミーゴマラカスの致命打撃率15 -- ↓続き 再び再起動してやっとINできるとイベント開始のウィンドウが表示されました。しかしNPCに話しかけると今日のイベントは終了と言われました -- saiaku NPCミラまであと一歩の所で落ち、再起動しましたがWP付近重杉で通信速度異状で強制終了。再び -- saiaku お団子捨てると消滅します。たぶん他の期限もそうなのかな? -- †お団子頭(14日期限付)交換窓で交換可能でした -- また 鯖落ち後、直後に同じキャラでインしましたが、イベントは継続中でした。無事箱を受け取る事が出来ました。 -- コロスケ 武器屋からINして店を出たらアウトになりました… -- ガナピン 稲妻、交換・露天不可でした。クラブ倉庫はためしていませんが、銀行には預けられました。 -- レンムランジェ 回線落ちてすぐ同キャラでINしたけど失敗しましたorz -- 死亡しても無事。失敗した人は復活地点が別地域鯖だったのでは? 稀に地域鯖移動で失敗します -- ああ 日をまたいでも箱はもらえ 前日の分をもらったらすぐにその日の分がはじまった つまり10時間連続で接続してろということでした -- 適当多いな・・ 症状がランダムなのか、はっきりとしませんが色々なパターンがあるようです。私はクラフリに飛んだとき失敗となりました。 -- てちえる 「回線落ちになると終了」とこのページ上部に書いてありますが、回線切れた後同キャラでINしたら失敗になりませんでした。 -- INしただけで始まらない場合はミラに話しかければいい -- いや ダメだったよ。 7時間ほど放置後ミラに話しかけたらカウントが始まった -- 否INするだけで開始OKである。広場のミラに話さなくてもカウントされている。 -- CP3開始直後イベント失敗 -- レンムピン 旗取りへワープしましたが無問題でちゃんと受け取れました -- インするだけでは開始にならず、ミラ(NPC)に話しかけないとカウント開始されないかもしれません。五時間フイにしたorz -- レンムルシ 地域鯖移動時に鯖落ちしましたがすぐに再起動したらセーフでした -- レンムテチ CP4終了の後、ナルフリにてCP5開始イベント直後に失敗となりました。 -- ティアテチ 旗や鯖間移動しましたが問題ありませんでした。でも人によっては起きてしまうのかな? -- サブは気絶したら失敗したけど、メインは大丈夫だった。サブはナルビクに復活して時間がかかったのがダメだったかな -- †スノボーゴーグル 期限付きですorz -- 神鳥の羽&死亡してもイベ失敗にはならなかったのであしからず。旗は試してない。 -- 時間経過後ミラに話しかけてEscボタンを押すとイベ失敗になります。はアイテム欄に入っていると思われます。 -- 窓際族 神鳥の羽でワープしたらイベント終わっちゃいました orz -- オルマキシ ↓キャラクター画面でしたccではないです すみません -- ぷぅ ccして同じキャラを選択すると継続できました -- ぷぅ おだんごでたー!因みに期間はあけてから2週間です -- 5個あけてシロップ2ゴールデンクラウン1G結晶1龍泉ゴザ…何かいいの出るんですか^p^ -- ティア アミーゴマラカス捨てると消滅でし・・・たorz -- オルピン ゴージャスかけらでました。 -- レンム義男 男キャラ(マキシ、ルシアン)が、2回CCしたら失敗になりました。女キャラ(ナヤ、ミラ、テチ)は1回で失敗しました。わけがわからない。 -- るぐらん 今更だが、5周年記念びっくり贈り物箱は、床置き、交換、倉庫不可(露店は未確認だがおそらく無理ぽ -- 3つあけて全部イチゴシロップ・・・ -- orz 時間経過後ミラに話しかけてEscボタンを押すとイベ失敗になります。orz -- 日付またげますが、自分はそのまま次の日のイベのフラグが立ちました。10時間接続...本当に寝て待てイベントだな -- たぶん全鯖 死んだらイベ終わっちゃいました。そういう設定なら告知しろ! -- 日付またげます。19時以降にINした人でもミラに話しかければOKです -- ゴロゴロ稲妻期限付きSHOWアイテムでました。 -- ザン鯖テチ 日にちまたいでても時間は継続で箱いただけました!再度ミラに話しかけたところイベントまたスタートになります。 -- レコルシ ゴールデンクラウンF5I4M1期限ナシでした -- オルピン 接続して5時間が経ち、話しかけに行こうとしたら回線落ちしました。・・・入りなおしたらクリアできませんでしたと表示されました。orz -- 5時間待ってイチゴジュース・・お疲れさまってことですね^^ -- ちょこぱふぇーい -- 廃鯖ランジエ リンゴ爆弾とかねーだろ・・・・ -- 同じく旗取りに入った瞬間イベ終了・・・・ -- ゴージャスの結晶がでました -- ティア鯖マキ イチゴパフェが出た -- パル鯖あす リンゴ爆弾でした…orz -- 虎鯖てち リンゴ爆弾でました。20回程使いましたが、まだ使えます。ダメはSH150で素手で375、Mクナイ装備で750ほどです。あと、ミスが目立ちます。 -- 5時間PCつけたままでイチゴジュース!電気代返せ!ネクソ!!!!! -- ねくそ イチゴジュースとイチゴシロップでした・・・ -- レンムテチ&ルシ ゴールデンクラウンF5I3M1C?期限なし出ました -- 廃テチ 旗取りに入った瞬間イベ終了しました・・・。バグ?? -- CCもイベ終了になってしまうみたいですね・・・;; -- クラメンがゴールデンクラウン(無期限)出たって言ってました -- 期限無しゴールデンクラウンが出ました -- ネニャナヤ ゴロゴロ稲妻期限付きでました; -- トレミラ イチゴジュースが出た…。何だよ…もう…。 -- パル鯖うさこ †アミーゴマラカス S5 H5 I3 X5 合成MAX Lv100 期限付き Lv100で期限付きとかもう・・・ネ; -- あmi-gomarakasu -- ゴロゴロ稲妻出ました。まだましな方か・・な・・・? -- とある高齢者 苺パフェorz -- ミィーア 5時間待ってイチゴジュースとか、おい! -- とあるミラ ↓下記の追加で無期限です。 -- ☆ルネ☆ 龍泉竹ござ(体装備) 耐久度19/19 硬度17 重量15 その他補正無しが出ました -- ☆ルネ☆ イチゴシロップでました。↓2ここは情報提供の場なんだから情報もってから書き込め -- お前だけ頭悪すぎ スノボーゴーグル期限付き確認 -- スノボーゴーグル・アミーゴマラカス・神仙靴・イチゴシロップ確認。スノボーと神仙は期限付きでした -- 情報 イチゴジュースでしたorz -- リンゴ爆弾は一応MOBへの攻撃アイテムで何度も使える様子。しかし、弱すぎてまともに使えるようなものじゃないです。むしろ邪魔 (ノ`Д´*)ノ -- パル鯖ボリ お団子頭 耐久から30,25,1,3,2,2,3,2,2,2 合成回数3 -- ゴージャスな粉でました -- 謎の情報屋 リンゴ爆弾orz -- オル鯖校長 ゴージャスなかけらでました・・・ -- おいおいΣ 竹ござ、背中リアル装備で耐久19、硬度17でした〜 -- ねこむすめ アミーゴマラカス(手)出ました S5H5I3X5 Level100 3/18までの期限付 -- ハイ鯖 ゴージャスなかけらでました^^!うれしい! -- 量産型 イチゴパフェ・・ -- 友達がゴージャスなかけらだしました -- イチゴシロップだった、もうお先真っ暗だ(T-T -- ゴロゴロ稲妻約2週間の期限付き頭show装備でました -- あと0分で話しかけたら落ちました…本日失敗って… -- トレシベ イチゴシロップでました・・・はぁ こっちは諦めてゼリッピのほうやるかな・・・ -- イカジョシュ イチゴジュース出ました -- (;´д`)あぁ… お団子頭期限付、床に投げると消えます -- ゴロゴロ稲妻でました -- サン鯖マキ 一度エラー落ちしましたが普通に5時間経過してアイテムもらえましたよ -- お団子頭来たと思ったら期限付き -- あい リンゴ爆弾(雑貨・説明「バクマンジュウが投げる爆弾」)が出ました。手裏剣みたいに使うのかな? -- 期限付きおだんご頭 (兜) 出ました 耐久30 硬度25 S1 H3 F2 I2 M3 X2 A2 Q2 MIX3 条件70lv でした -- ゴロゴロ稲妻(頭のSHOW)出ました -- パル ゴロゴロ稲妻という装備でました。顔エフェクトみたいです。 補正はなしでした -- オル鯖のジョシュ 靴底 イチゴジュースおいしゅうございます -- 装備出た場合は補正も一緒に載せていただけると助かります -- 龍泉竹ござでました -- 5時間待って箱開けたらイチゴシロップ・・・ 時間を返してくれ・・・ -- orz ゴールデンクラウン出ました -- (´Д` )ふぁあ リンゴ爆弾とイチゴパフェ確認 -- 窓際族 地域鯖の移動ごときで失敗有りなの?何ですか、それは(怒) -- ↓地域鯖→地域鯖移動でした、すみません -- ああ タイミングによっては地域鯖でも失敗になるので注意。 -- ああ ↓↓ミラの時間どうなってる? -- クラドからナルビクへ移動しただけなのに「イベントクリアできませんでした」とのメッセージがでた。 -- ↓質問は質問掲示板へかきましょう! -- ナルビク復活 -- ミラはどこにいますか? -- 旗とかでの変な道通って回線落ちたり、鯖落ちすれば本日は失敗でイベクリアできなくなります・・・酷いですね・・ -- 苺鈴 サーバー切断されオチ;;回線弱い人を差別するイベらしい。。 -- 回線弱男
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ギャラリーフェイク ・part25-156~159(途中まで) ・part41-50~62 156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/09(土) 15 42 22 ID zg8ikajV0 ギャラリーフェイクの人ですが、とりあえず1話の半分が出来たのでそこまで投下します。 やりながらメモしてるので時間かかる上にわかりにくいことを先にお詫びしますorz 157 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 46 34 ID zg8ikajV0 Chapter1 日陰に咲くひまわり ある一室でゴッホの代表作「ひまわり」を前に会話する男女二人。 しかしその「ひまわり」は素人目には判断出来ないほど見事な贋作であった。 男から「館長さん」と呼ばれる女性は、贋作である「ひまわり」のタッチに心当たりがあった… ある日のこと、知り合いである三田村館長の勤務する高田美術館で盗難事件が発生したことを新聞で知る。 どうやら海外の美術館に作品を貸し出したところ、返却後に贋作にすり替えられたらしい。 何を盗まれたのかは新聞では知ることができなかった。 その時、ギャラリーに高倉刑事が訪れる。 高田美術館がらみで来たと予想するフジタ、逆に情報を引き出そうとする。 強引に署まで連行しようとする高倉。 しかし逮捕状が無いと民間人を逮捕することは出来ないと拒否するフジタ、逆に逮捕しようとした理由を聞き出そうとする。 どうやら今回の盗難事件にフジタが関わっていると思っているようだ。 朝刊に記事が載る前からこの事を知っているんじゃないかと言う高倉に、事件は今朝の朝刊で初めて知ったと言い返す。 そのまま会話を続けるうちに、高倉の話から盗品の正体がゴッホの「ひまわり」であることに気がつく。 どうやらすり替えられた贋作は、最近までギャラリーフェイクに置いてあったものだった。 とりあえず高倉のメンツを守るために警察に任意同行と言う事で向かうことにする。 舞台は警察署へ。 そこで贋作の「ひまわり」を確認することに。 やはり「ひまわり」はギャラリーフェイクで扱っていたものであった。 その贋作「ひまわり」は世界的に有名な贋作家のものであった。 贋作「ひまわり」の作者の贋作展を開いた際に展示し、終了後に売り払ったはずのものが何故ここにあるのか。 思案する中、高倉から質問を受けることに。 贋作展終了後ギャラリーから高田美術展に直接移ったんじゃないかと聞かれたものの、すぐに売ったと説明する。 贋作を売ったのは2週間前だと教えると、「ひまわり」が近代美術館から戻ってきたのが1週間前だと聞くことが出来た。 続いて贋作を売った相手について質問され、売った相手は海外のバイヤーだったと返答する。 158 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 48 47 ID zg8ikajV0 夜遅くまで事情聴取は続き、今晩はここに泊まれと言う高倉。 拒否するものの、無実の確証が無いフジタを帰す訳には行かないと言われる。 そこで今までの情報から、自分が無実だと証明することに。 まず、時間的に無関係だと言う証明をすることに。 贋作を売ったのが2週間前で、真作が海外から戻ってきたのが1週間前。 日本にいるフジタにはすり替えに介入することが出来ないはず。 また、贋作は海外のバイヤーに売ったのだから日本ですり替えを行うのは不可能だと説明する。 つまり、時間的にも場所的にもフジタにはすり替えは不可能だと言うことである。 フジタと犯人がグルじゃないのかと勘ぐる高倉に、自分の店に置いてあった有名な贋作家の作品であり、高田美術館の館長を騙せる筈が無いと断言する。 すると高倉は個人的に信用したとして、心当たりがあったら連絡することを条件に帰る事を認めてくれるのであった。 ギャラリーに戻るなり、サラに顧客名簿を用意してくれと頼むフジタ。 すると、サラからお客さんがギャラリーで待っていると言われる。 ギャラリーに向かうと、高田美術館館長の三田村小夜子がいた。 どうやら三田村も今回の事件でフジタに聞きたいことがあったらしい。 そこで今回の事件の鍵である「ひまわり」の贋作の作者について話をする。 贋作者の名はオット・ヴァッカー、1927年にドイツの展覧会に出展された一枚のゴッホ。 その真贋についてひょっとしたことから疑問が生まれた。 そのゴッホの出展者こそオット・ヴァッカー…このひょっとした疑問から彼の扱った35点のゴッホの真贋が問われることに。 その中に美術界の権威の鑑定書のついた作品まであったりもする。 捜査するうちに、ヴァッカーの弟の家から書きかけのゴッホが発見された。 この事でヴァッカーは贋作業に関わっていたことが明らかになったものの、彼の作品の真贋は科学調査されるまで結論がつかなかったらしい。 今回の事件ですり替えに使用された贋作「ひまわり」、それもヴァッカーの作品の一枚であった。 ヴァッカーの作品は絵の具を早く乾燥させるために樹脂を多用するため、絵の具が剥離しやすい。 すり替えられた贋作「ひまわり」の絵の具も剥離しており、その修復をしたのはフジタでは無いかと質問する三田村。 フジタは修復したことは認めるものの、事件とは無関係だと説明し情報を聞き出そうとする。 盗まれた「ひまわり」は、3ヶ月前からニューヨークの近代美術館に貸し出されていた。 先週「ひまわり」が返却されたのだが、その時にはすでにすり替えられていたようだ。 また、貸し出し時には何も異常がなかったということも確認できた。 再度、事件に関係してないか聞いてくる三田村だが、彼女はこの事件に関してフジタは無関係だと思っているようだ。 フジタは「ひまわり」を悪用はしないと断言する三田村の言葉に、サラは昔のことを思い出す… それはサラがギャラリーフェイクで働き始めるよりずっと前の出来事。 突然の戦争にサラは全てを失い、たった一枚の絵を持って祖国を脱出することに。 その絵とはゴッホの「ひまわり」…贋作ではあったが、サラにとっては心の支えであった。 しかし、その絵は傷ついたサラを看病してくれた人に騙し取られどこかに売られてしまった。 しばらくして、サラはその「ひまわり」と高田美術館で再会することになる。 その時、その「ひまわり」の前でサラとフジタは初めて出会ったらしい。 嘘の来歴で塗り固められ、真作として高田美術館に売り払われていたサラの贋作の「ひまわり」。 フジタは真作の「ひまわり」を調達し、サラの贋作のひまわりを取り戻してくれたらしい。 心の支えを取り戻してくれたフジタに恩返しするために、サラはギャラリーフェイクで働くことにした… 時間も遅くなり、そろそろ美術館に戻らなきゃならないと言う三田村。 疑っていたことを詫びると共に、フジタの情報網をあてにさせてくれとお願いする三田村に快く返答するフジタ。 高慢な三田村があそこまで消沈している姿を見て協力する気になったらしい。 その後は自分の「ひまわり」の話をフジタに聞くサラと、サラの話を聞かずに色々思案するフジタの漫才を見ながら次のシーンへ… 159 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 51 01 ID zg8ikajV0 とりあえず今回はここまでです。 仕事がえらく忙しくなって今も会社からの投稿ですが、 何とか最後までやりきるのでお付き合いをどうぞよろしく・・・ そういやキャラ紹介ってあったほうがいいのかな? 50 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 06 22 ID lTaSPJT00 PSPのギャラリーフェイク行きます。 こまめにセーブしてないためストーリーの確認ができず、 細部で間違ってる場所もあるかもしれません。 また原作の漫画を全部は読破してないので 人物紹介で間違いがあるかもしれません。 主要人物紹介 藤田玲司 贋作専門アートギャラリー『ギャラリーフェイク』のオーナー。 表の世界に出せない真作を裏の世界で売りさばくという裏の面も持つ。 美術に関する能力は技術・知識共に幅広いジャンルにおいて超一流。 昔はメトロポリタン美術館のキュレーター (美術品の保全・修復等を行う美術館の専門職)であり、 プロフェッサーと呼ばれるほどの腕前だったが 美術品の横流しを告発しようとしたために 真犯人である同僚に罪を着せられ孤立し、退職し日本に帰国するはめになった。 その後贋作商売の師匠、菱沼の元で修行を積むが 彼の商売のやりかたに納得できず、独立し現在に至る。 裏社会で真作を売買するくらいだから100億単位の資産を持っているはずだが、 なぜかボロアパートに住んでいたり趣味がパチンコだったりと庶民的な面も。 体力はかなり低く、山奥や密林に眠るお宝の元へ行く時はいつもヒイヒイ言ってる。 サラ 某国の王族である褐色の少女。クーデターで国を追われ、 その時にだまし取られた家族の思い出の品である贋作のひまわり(ゴッホ作)を 藤田に取り戻してもらって以来、ギャラリーフェイクで働いている。 美術の知識は今の所素人に毛の生えた程度だが 美を見抜く眼力は時に藤田をも唸らせる程。 藤田と仲良くする女性に嫉妬するかわいい面もある。 三田村小夜子 高田美術館館長。美術界から真作として扱われる贋作を一掃し 健全化することを使命とする、少々お堅い感じの女性。 藤田が表の世界に戻って来ることを切望している。 知念護人(ちねんもりひと) 文化省の役人で、国宝級のお宝を発見し国宝や指定文化財に指定して 国で保護することを使命とする国宝Gメン。 藤田とお宝発見を競い合うことが多い。 カルロス 美術品窃盗団のボス。気さくな性格であり、女性をナンパするのが趣味だったり 家族サービスでオペラ鑑賞に行ったりする、貫禄のある裏社会の顔役。 あまりに有名で高価なお宝はリスクが大きいので普段は狙わないという、 慎重な面もある。藤田とはよく取引をし、ただのビジネスライクな付き合いではない。 51 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 07 02 ID lTaSPJT00 第一章:日陰に咲くひまわり いつものようにギャラリーフェイクで仕事をしている藤田とサラ。 そこへブリキ玩具コレクターのの高倉警部補が来て、署までご同行願うと言ってくる。 ある程度話を聞いた藤田は、とりあえず署まで任意同行することに。 高田美術館が外国の展覧会のために貸し出した真作の『ひまわり(ゴッホ作)』が 高田美術館に帰ってきた時には藤田が贋作と明示した上で外国に売ったひまわりに すり替えられていたという。 いろんな状況証拠を用いて、 自分がひまわりをすり替えて盗むことに手を貸したわけではなく、 贋作として売ったひまわりを勝手に使われただけだと説得する藤田。 一応納得した高倉警部補と三田村館長だったが、 藤田は、自分の作った贋作が使われたのは事実であり、 このままでは立場が悪いと言うことで、真相究明に乗り出すことにした。 美術品運送を生業とする徳川運送の社長に頼んで運搬の時に撮る写真を見せてもらい それを鑑定することですり替えられた場所や時期を特定していく。 次に美術品窃盗団のボスのカルロスに話を聞いてみると、なにやら歯切れが悪そうだ。 そこを指摘すると、カルロスの元部下で独立した窃盗団が そのひまわりのすりかえ事件に関わっているという証言を得る。 絵を盗んで儲けたいならわざわざ贋作とすり替える必要はない、 藤田の絵をすり替えに使ったのは藤田に恨みを持つ者が復讐するためではないか、 そう考えた藤田は恨みを持っていそうな元贋作師匠の菱沼に電話をする。 しかし菱沼は確かに窃盗団に話しを持ちかけられたが断ったと言う。 それを一応信じた藤田は他に恨んでいそうな人物を考えてみるが思いつかない。 そんな折、カルロスからブラックマーケットでひまわりが出品されると聞く。 信用第一のブラックマーケットの事だから真作に違いない。 藤田がサラと二人で海外のブラックマーケット会場へ行くと、 藤田のメトロポリタン美術館時代の同僚、ビルと遭遇する。 こいつは藤田がメトロポリタンを去った理由を作った旧敵であり、 ビルもその後とあるオークションでやりこめられて藤田を恨んでいた。 カルロスに頼んで相手の資金を調べて貰うと、ビルは4500万ドルあった。 しかし藤田は4000万ドルしか無い。 そこで、カルロスに頼んで部下を使い、ビルに対して 藤田は5500万ドルもっているという偽情報を流して貰うことで ひまわりを落札することに成功した。 帰り道にビルは藤田達に銃を突きつけてひまわりをよこすよう脅すが、 それを見越していた藤田はカルロスにあらかじめ見張ってくれるよう頼んであり、 カルロスがナンパしてたせいで遅れたためピンチだったがなんとか助かる。 こうしてビルはブラックマーケットで不祥事を起こした罰としてボコられた上に 裏の美術界から追放されてしまう。 藤田は三田村にひまわりの真作を渡し、身の潔白を証明したのだった。 52 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 08 05 ID lTaSPJT00 第二章:ナポレオンの宝剣 藤田はとある古物商から古びた宝剣を買い付ける。 古びてはいるが、この宝剣はよほどの権力者でないと持てないような 格式高い物だと見抜き、とりあえずギャラリーフェイク内に展示する。 それを見かけた女宝石泥棒のフェイツイ(原作ではフェイツェイとなっている)に、 フランスの大物政治家が、そのナポレオンの宝剣を 柄の部分から取り外されたリージェントダイヤとセットで欲しがっている、 リージェントダイヤを譲って貰うよう持ち主と交渉して 宝剣を完成させてみてはどうかと儲け話を持ちかけてくる。 早速フランスへ飛んで依頼人に会ってみると、 依頼人の大物政治家ローベルはスーツも家の内装もセンスの悪い男だった。 話を聞いてみると、 リージェントダイヤの持ち主には別の宝石商が以前交渉したが、 相手方を思いやってちゃんとした交渉をしても駄目だったという。 とりあえず一度行ってみようとダイヤの持ち主の家に行くと、 そこにはナポレオンの妻ジョゼフィーヌの住んでいたマルメゾン宮殿を思わせる家と 一風変わったバラ園があった。 このバラ園にあるのは品種改良されたモダンローズではなく、 バラの原種に近いオールドローズなのだ。まるでジョゼフィーヌのバラ園である。 サラが珍しそうにバラを見ていると、お嬢ちゃん気に入ったのねえと 人の良さそうな老婆が話しかけてくる。この人がダイヤの持ち主らしい。 応接間で待っているとサラが本棚を勝手に調べるので止めようとすると 一冊の本が落ちたので広い、ふと開いてみた藤田は驚く。 これはジョゼフィーヌが植物画家ルドゥーテに描かせたバラ図譜、 それも世界に5冊しか無い特に貴重なタイプなのだ。 老婆が執事と一緒に来たので、交渉を開始する藤田。 事前にこの老婆が財政的に困っているという情報をつかんでいた藤田は ちゃんと高額で買い取るとか美術品を所望なら他のものを見繕ってもいいと 紳士的に交渉していくが、執事がお前らなどと取引するものかと怒ってくる。 話を聞いてみると、前任の交渉役だった宝石商はダイヤをよこせと脅迫し、 それでも断ると家から1枚のイタリアの宗教画が無くなり、 その直後に「ダイヤもそのように盗まれたら困るでしょう?」と言ってきたのだ。 藤田は、この家がマルメゾン宮殿を思わせる作りであること、 バラ園にオールドローズが咲いていること、貴重なバラ図譜があることから、 老婆がジョゼフィーヌゆかりの者であることを見抜き、老婆も認める。 ジョゼフィーヌの遺品であることがダイヤを手放したくない理由ですかと聞くと、 老婆は、それよりも今は亡き私の主人の遺品であることが理由なのだと言う。 藤田は依頼主に話を聞くために一旦引き返す。 53 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 08 37 ID lTaSPJT00 子供の使いじゃないんだぞと怒るローベルに対し前任者が脅迫したと詰め寄ると 一旦はしらを切るが、結局は脅迫させていたことを認めた。 その理由は、ローベルが選挙期間中である事と関係あると藤田は見抜く。 フランスの右翼議員であるローベルは完成されたナポレオンの宝剣を手に入れ、 その威光で自らを持ち上げ選挙に勝とうというのだ。 ちなみに、イタリアの宗教画を盗んだ犯人は前任の宝石商ではないらしい。 偶然盗まれたので脅迫の材料にしたということだ。 世間に知らしめるためのダイヤだから盗んでくるわけにはいかない、 しかしなんとしてでも手に入れなければならず手段は問わないつもりだと ダイヤを手に入れるための執念を藤田に見せるローベル。 ローベルの好きにしてやるわけにはいかないと思った藤田は フェイツイに電話をして、意味ありげなセリフを言う。 「俺がダイヤを渡した後でダイヤに何かあっても俺の責任じゃないよな?」 再び老婆に会いに行った藤田達はローベルのダイヤへの執念を話し、 危険だから譲って欲しい、しかし後で必ず返すと説得する。 執事は聞く耳を持たないし老婆も懐疑的だったが、 サラが藤田の美に対する態度は真剣です、信じて下さいと説得する。 サラを気に入っていた老婆は、藤田は信用できないけど 藤田を信用するサラを信用しましょうと、ダイヤを貸してくれた。 こうして完成されたナポレオンの宝剣をマスコミに公開したローベルは これで話題になって選挙に勝てると喜んでいたが、 ある日宝剣が盗まれてしまう。 国宝を無くしては選挙民に申し訳が立たんと青くなるローベルだった。 その頃なぜかナポレオンの宝剣を持っていた藤田は老婆の元へ赴き、 ダイヤを宝剣とセットで返却した。藤田いわく宝剣は借りたダイヤの利子らしい。 老婆は帰り際にサラにバラの花束を、藤田に以前出てきた貴重なバラ図譜を渡し、 執事も今回はありがとうございましたと礼を言ってきた。 こうして、ナポレオンが離婚後も愛し続けたジョゼフィーヌのゆかりの家に、 ナポレオンの宝剣が完成され戻ってきたことにロマンを感じる藤田とサラだった。 54 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 09 17 ID lTaSPJT00 第三章:消えた黄金仏 ギャラリーフェイクにやってきた国宝Gメン知念は、 山奥の寺にある木彫りの仏像の修復を依頼してくる。 山奥までヒイコラ言いながら歩いていき、寺の住職に面会し、 修復は不要と思っている住職に美術のプロとして修復の必要性を説明し、 修復の許可を得る。 そんな時、住職の息子が来て、 こんなボロ寺は潰して山一帯をリゾートにすればいいと言って住職を怒らせる。 修復をするために宿泊していると、息子が部下と共に木彫りの仏像を ガソリンで焼いてしまおうとするが、犯行の様子ををカメラで撮り、 偽物の拳銃で脅すと退散していった。 住職曰く、妻が一人で寺を出て行ってしまい、後に病死した時、 葬式は当時妻が住んでいた地域の寺で行うことになり、 この寺で葬式をすることができなかった。息子はそれを恨んでいるという。 そんな複雑な親子だったが、山の急斜面を落ちてしまい怪我をした息子を 住職さんが「子供を憎む親がいるか!」と背負って帰り介抱することで和解した。 木彫りの仏像を修復する藤田達だが、 あの知念がこの仏像を修復させるには裏があると読んだ藤田は寺の文献を調べる。 すると、木彫りの仏像の中には小さな黄金の仏像があると判明する。 これが知念の手に渡れば国宝と認定して寺から取り上げてしまうと思った藤田は、 黄金でできているが頭が少し残ってるだけのボロボロの仏像を 修復に必要な道具と偽って運び入れ、 修復作業の途中で木彫りの仏像の木の粉が飛び散り知念が目をつぶったスキに 入れ替えることで、黄金仏は長い年月でボロボロになり木の粉と一緒になり 飛び散ってしまったと説明し、知念を諦めさせた。 結局住職は、この黄金仏を公開して参拝客を集めるようなことはせず、 昔これを作った人がそうしたように、くりぬいた木の中に入れ、 木の中でこの地を見守ってもらうことにした。 昔、この黄金仏の制作者は木をくりぬいてその中に黄金仏を入れた。 その木はくりぬかれた傷は木の成長で塞がり、木の中に黄金仏は閉じこめられた。 そしてその木で木彫りの仏像が彫られたのだ。 黄金仏で儲けないならどうやって寺を守ろうかと考える住職だったが、 息子が、昔ここから盗んでいった別の仏像を返すから それを売ってはどうかと提案する。 藤田は、その時にはギャラリーフェイクにお任せを、と言うのであった。 55 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 09 49 ID lTaSPJT00 第四章:不合の一対 藤田は、葛飾北斎にただならぬ思い入れを持つ大手スーパー副社長、轟に呼ばれる。 葛飾北斎が作ったというカルタを買ったから鑑定してくれというのだ。 鑑定していった藤田は、1枚だけ別のカルタの札が混じっていることに気づく。 このカルタは上方カルタといわれる種類のものだが、 江戸カルタという別種類のカルタの札が入っているのだ。 とりあえず専門の機材で鑑定してみようということで預かることにする。 調べていると三田村館長から、轟にそのカルタを売っていた美術商は 偽物を高く売る詐欺師だと分かり逮捕されたと連絡を受ける。 落ち込む轟だったが、 美術商が偽物だったとしても商品まで偽物とは限らないと元気づける藤田。 さらに調べていくと本物だと分かり、 こうなったら一枚だけ入っていた江戸カルタの正体も知りたくなった藤田。 文献を探していくと、葛飾北斎と交流のあったシーボルトが 葛飾北斎に二組のカルタの制作を依頼していたことが判明する。 なぜ二組か、藤田は思い当たる節があった。 シーボルトは帰国時に日本地図を持ち出そうとしたために国外追放処分となり、 一生妻と離ればなれになってしまったのだ。 そのため、二人を繋ぐ品としてカルタを依頼し、 お互いを忘れないために、札を一枚ずつ交換したのではないか、ということだ。 ということは、もう片方のカルタは国外にあるということになる。 手始めに知り合いの外国人美術商に連絡を入れると、 地方の名士からまとめて売られた美術品の中にカルタが一つあったという。 様子を口頭で教えて貰うと、特徴が合致している。 実際に行ってその目で確かめてみると、いきなりの大当たりだった。 しかしこれらの美術品はまとめてオークションにかけられることが決定されていた。 だが藤田はそれらの美術品の状態が悪いことに目をつけ、 それらを全部修復するのと引き替えにカルタを手に入れることに成功した。 しかし帰国すると、2つのカルタは国宝Gメンの知念に指定文化財とされてしまい、 今度高田美術館で開催される葛飾北斎展に出品出来なくなってしまった。 知念に聞かれた轟が、三田村館長にも相談せずその場で返事をしてしまったという。 藤田は知念に轟の葛飾北斎へのこだわりを説き、 指定文化財の調査までは数ヶ月かかるだろうから葛飾北斎展が終わるまでは 待って欲しいと説得し、知念も受け入れた。 こうして葛飾北斎展でシーボルト夫妻の2つのカルタは再会し、 轟も三田村館長も満足そうだった。 56 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 10 15 ID lTaSPJT00 第五章:ダブルフェイク 怪しげな政治家の梶は、普段から献金として公表する必要が無いとか 贈与税の面で得だとかいう理由で、献金の代わりに美術品を受け取っていた。 そんな梶が今回受け取ったのはセザンヌ作の『果物籠のある静物』。 梶は今回これを売り、それを全額チャリティーに寄付するという。 梶はそんな一品を呼び寄せた三田村館長に見せつけご満悦だった。 「ワシは本来コレクションを貸し出したりしないのですが、 三田村館長ほどの美人相手でしたら考えてしまいますなあ~」 とエロオヤジ全開の梶だったが、藤田が訪れたことで機嫌が悪くなる。 藤田は、普段はコレクションの貸し出しすら渋るあなたが 今回売ってチャリティーに寄付するとは意外ですなあと言うと 梶は普段からワシはそういう気前のいい人間だからねと言ってくる。 しかし藤田は今回梶がこうする理由を見抜いていた。 献金代わりにこの作品を受け取ったのをマスコミにかぎつけられた梶は、 いつも通りコレクションしておくわけにはいかず、 仕方なく手放し全額寄付することで体面を取り繕おうというのだ。 それを指摘され梶が怒ると、藤田は何をするわけでもなく去っていった。 だが、輸送中の『果物籠の静物』を乗せた車が大型車に追突され、 作品が燃えてしまうという事故が発生した。 三田村館長は一応藤田に燃えかすを鑑定して真贋を見抜いて欲しいと依頼する。 藤田は鑑定を始めるが、すぐにこれは贋作だと結論づける。 何しろこの贋作、少し前に藤田が依頼され作成し、 ニューヨークで売ってきた物なのだ。 そしてサラは、その商談の時、梶らしき人物を見かけた事を思い出す。 全ては一つの線で繋がった。贋作を買い付けて真作とすり替えて贋作を事故で焼き、 その美術保険の保険金を全額寄付することで 作品を手元に置いたまま評判も上げようということなのだ。 梶が自宅で『果物籠のある静物』を嬉しそうに鑑賞しながらちょいと手で触ると 絵がどんどんと剥がれていき、剥がれた下から、へのへのもへじが出てくる。 これが贋作ということは、ワシは真作を焼いてしまったのかと慌てる梶を、 高倉警部補は保険金詐欺の容疑で逮捕するのだった。 結局真作は焼かれてしまったのかとサラは悲しんでいたが、 そこへカルロスは一枚の絵を持ってくる。 それはまさしく真作の『果物籠の静物』だった。そう、贋作は2つあったのだ。 大物の所に忍び込んだのに一つの獲物をすり替えるだけという依頼内容を 惜しく思うカルロスだったが、藤田は数年後に釈放されたら 改めてコレクション丸ごと盗めばいいさと言うのであった。 57 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 11 13 ID lTaSPJT00 第六章:ニュルンベルクの十字架 三田村館長の紹介で外国へ飛び依頼人に会いに行く藤田達。 話によるとデューラーの作品のスケッチが新しく見つかったので、 これを手がかりにその作品の完成品を探して欲しいということらしい。 そのスケッチには十字架が描かれておりその中央にはイエスもいた。 完成品があるかどうかは分からないが探してみることにして デューラーハウスで文献を調べたりすると、 デューラーが友人にその作品を渡した可能性があることがわかる。 しかしそれ以上の手がかりがつかめないので、 日本にもどってギャラリーフェイクの仕事をしながら 情報を集めることにした。 しかし1ヶ月経っても情報がまったく入ってこないので、 これは見方を変えるべきだろうということで、スケッチを見やすくするため、 スケッチを持ち主の許可を得た上で洗浄してみた。 すると、懐中時計の部品である龍頭が見つかる。 時計かも知れないと言うことで、時計職人の千手の元へ行く二人。 話を聞いて情報をまとめると、時計の本場はスイス、 そして時計を最後に所持したカルヴァンも晩年はスイスに住んだ、 ということでスイスが怪しいと踏み、三人でスイスへ行くことにした。 58 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 11 36 ID lTaSPJT00 スイスでカルヴァンの所有物が所蔵されているという教会に行き、 十字架型の時計について牧師に聞いてみたが、 やけに非協力的な態度で、そんな物はないとつっぱねられる。 他の場所で書物を見ると、カルヴァンの死から数年後に 例の教会で例の十字架を見かけたという昔の日記を発見する。 あそこにあるのは確かなのに、なぜ隠すのか? 藤田はそれを理解し、再び教会へ行って牧師に突きつける。 当時、プロテスタント達は偶像破壊運動の真っ最中で、 プロテスタントの主要人物たるカルヴァンがイエスの絵の入った物を 持っているなどあってはいけないことだったのだ。 カルヴァンは贈り物を壊すのは忍びなかったし 偶像破壊運動はやりすぎだとおもったが運動が大規模で口出しできないので 隠し持つことにしたのだ。 そして死後その十字架型時計が発見された その時には偶像破壊運動も下火になっていたので、 歴代の神父達は現代までずっと教会に隠し持つことにしたのだった。 藤田は、今では宗教の価値も変わっており責める物は居ない、 大切な芸術品を勝手な理由で隠し通すのは バーミヤン遺跡を破壊した者達と変わらない、 教会が隠し持っていたことを責められるのが嫌なら、 どこかで所蔵されていて今まで気づかれなかったとか、 ブラックマーケットに長い間あったのが表の世界に出てきたとか、 もっともらしい理由をつけることで教会が言及されないようにする、 だから頼むから時計を公表してくれと頼む。 納得した神父はその時計を出し、三人で修復作業に入った。 こうして再び表の世界に出た十字架型時計。 裏の世界の住人である藤田は千手に時計の発見や修復の手柄を譲った。 それをちょっと残念に思うサラだったが、 藤田は時計のスケッチを手に入れられて上機嫌だった。 59 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 12 09 ID lTaSPJT00 第七章:岩窟の聖母(前編) 三田村館長の藤田への依頼は、ロンドンのナショナルギャラリーのにある、 ダヴィンチが描いた『岩窟の聖母』の修復作業だった。 ナショナルギャラリーに盗みに入った美術品泥棒が、 逃走の際に火薬を使い、よりによってその作品がひどく焼かれてしまったのだ。 藤田はこの依頼の裏に、三田村館長の、藤田にこの依頼で表の世界に戻り その才能を存分にふるって貰いたい、という意図を感じ取っていた。 だが、むげに断る訳にもいかず、 とりあえずナショナルギャラリーの館長と面接をすることに。 最初は『岩窟の聖母』に関する知識などを聞かれ、 次に修復の技術について聞かれ、 最後に何が必要かという話題になったときに、 修復には技術や知識だけではなく、作者の魂の輝き、作りたかったもの、 表現したかったことを感じ取ることが必要だと言うと、 よく言ってくれた、それでこそ修復を頼める、と館長に修理を依頼される。 こうなったらやるしかないし、やりごたえもあると、乗り気になった藤田。 藤田はその間サラは日本に戻りギャラリーフェイクの番をしてなさいと言うが 藤田と一緒に居たいサラは、その間はロンドンで藤田が必要な画材を買ったり ギャラリーフェイクで売るための美術品を仕入れるという。 ならばこの時期ならばバーモンジーの骨董市はどうだと勧める藤田。 そこへ、リザ(エリザベート)がやってくる。 この子はあのモナリザの子孫の候補である女の子で、 父親は藤田かもしれないのだ。 今は声楽の勉強のためロンドンに滞在しているのだ。 そんなわけでバーモンジーの骨董市へ来た二人。 露天で男に声をかけられ、このウェッジウッド初代の皿、 25000でいかがかなと声をかけられる。 しかしサラはそれなりに勉強した知識で、この皿は30年前の物だと見抜く。 嘘つきだと言いふらされたくなければ安く売るよう求め、 最低でも3000が売値の皿を2000で買うのに成功した二人だった。 だが、帰り道で二人は、仮面を被った謎の誘拐犯達に誘拐されてしまった。 倉庫に閉じこめられた後逃げ出そうとする二人だったが、 リザは脱出に成功したものの、サラは逃げられず捕まってしまった。 60 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 12 57 ID lTaSPJT00 第八章:岩窟の聖母(後編) リザは急いで藤田にこの事を話す。 藤田はわずかな情報から、誘拐犯の二人の正体を突き止める。 一人は第一章でやりこめたビル。そしてもう一人は、 以前リザを苦しめ、リザの母親を殺し、そしてとっくに死んだはずの、 モナリザの子孫を名乗る男ダヴァロスだったのだ。 数日後誘拐犯から電話が来て、藤田が一人で誘拐犯と会うことになる。 二週間以内に、以前俺たちが手に入れ損ねた上に焼いてしまった、 お前が修復している『岩窟の聖母』を完成させ持ってこい、 ホテルはもちろん美術館にも俺の手下がいる、下手なまねはするなよ、 と言われた藤田は、修復作業を急いで進めつつ、犯人について考える。 ビルは表と裏両方の美術の世界から追われた身、 ダヴァロスは既に死んだとされている身、 どちらもホテルや美術館に大量の部下を配置して こちらをいつも見張る程の力はないはず、 つまり奴らの裏に黒幕がいるのだと気づく。 そしてその黒幕は以前からイタリアの美術品をイタリアに集めていた。 熱心なイタリア主義者なのだろうか? しかしそれを知っても仕方がないのでサラを助けるための準備を進める。 まずは『岩窟の聖母』を持って行く際に、発覚をなるべく送らせるため よく似た贋作の『岩窟の聖母』を手に入れる必要があるが、 今から人を雇って作らせる時間的余裕は無い、 しかし人脈をある程度持っている藤田でも、 美術品の贋作を高度に取り扱う業者は思いつかなかった。 試しにブラックマーケットにも電話をしてみるが、 信用第一なので真作しか扱わない、贋作を探して売ることもできないし、 贋作業者を捜して仲介することすらできないと丁重に断られてしまう。 八方塞がりな藤田だったが、贋作の師匠の菱沼を思い出す。 電話して用件を伝えると、 敵対関係にもかかわらず条件に合う贋作を売ってくれた。 次に修復中の真作と贋作を入れ替える方法だが、 カルロスに協力してもらい、 急遽発見した腐食について調査するという名目で、 変装したカルロスが持ってきた検査用の機械と偽った物に真作を入れ、 機械の中で贋作と入れ替えた。 61 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 13 51 ID lTaSPJT00 こうして藤田は全てを投げ打ってでもサラを助けるため、 『岩窟の聖母』の真作を持って一人で取引現場に訪れた。 あのお方の話を聞いてもらおうということで、 通信ではあるが、黒幕が姿を表す。その名も『シエナの枢機卿』。 藤田は本物の聖職者ではなく、名乗っているだけだと考える。 その枢機卿は、イタリアの美術が世界各国の野蛮な国々にあるのは我慢ならん、 イタリアの美はイタリアにあるべきだ!と主張し、 我々の仲間にならないか?もちろんサラも一緒に迎え入れてやる、と言う。 そんな枢機卿に藤田は、 「俺が嫌いな人種は3つある、 一つ、権力をふるって他人を恫喝する輩、 二つ、自分は安全な所に居ながら悪事を企むような輩、 三つ、全ての美を独占しようなどと考える不遜な輩! 三つ全てに合致するようなお前の言うことなど聞くものか!」と啖呵を切る。 残念だよ藤田君、後は任せると言い、通信を切る枢機卿。 銃を持った二人やその部下に囲まれ絶体絶命のピンチな藤田とサラ。 まず藤田は、ダヴァロスはともかくビルは美術商としての欲があると考え、 俺たちを殺したということにして見逃してくれたら ギャラリーフェイクの金庫にある美術品をやる。 それがこの鍵だ、電子キーだから壊れやすく投げてはやれない、 こっちへ取りに来てくれと、まんまとビルをおびき寄せ、 銃を突きつけることに成功する。しかし隙を見て逃げられ、失敗に終わる。 次にもうすぐ警察が来るぞとハッタリをかますが、思いっきり見破られる。 と思いきや、藤田の知り会いの美術商や三田村館長、リザ達が来てくれた。 こんな女子供や優男が警察なものかよと笑う誘拐犯達だったが、 その隙をついてカルロスが助けに来てくれた。 しかしその時、取引現場の廃屋に火がつき、急速に火が回り、 藤田とサラ、そしてダヴァロスが二階に取り残される。 「その王族の女はお前の資金源だったろうが、 お前に最後に死をもたらす不幸の女だったな!」と笑うダヴァロス。 それに対し藤田は、「サラは俺にとって美の救済者であり、 裏の美術界ですさんでいったかもしれない俺を救ってくれた救済の光だ!」 と、柄にもない熱血なセリフを叫ぶ藤田。 この高さだ、窓から飛んでも助かるまいと 藤田の死を確信するダヴァロスだったが、 幸運をもたらしてくれたサラが居れば大丈夫だと二階から二人でダイブする。 結局はサラの下敷きになった藤田がちょっと痛かったくらいで済んだ。 無謀さに驚くダヴァロスに廃屋の一部が落ちてきて、ダヴァロスは潰された。 62 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 14 54 ID lTaSPJT00 こうしてサラを無事に助けた藤田は 『岩窟の聖母』を元に戻そうとするが、館長はすでに気づいていた。 しかし事情を知った館長は、それを許してくれた。 だが、今回の藤田の行動は広く知られ評判を落としてしまい、 藤田が表の美術界へ復帰する道は遠のいてしまったと三田村館長は落胆する。 この事件の後、藤田とサラは勉強、仕入れ、そして観光など、 いろんな目的で世界を巡ることにして、暫くギャラリーフェイクを休店する。 別れの挨拶に来た三田村館長に、お土産たくさん持ってくるねと言うサラ。 そして二人は旅立つのであった。 ギャラリーフェイク。そこは美術界の掃きだめだと、人は言う。 しかし別の人は、真の美に出会える奇跡の店だと言う。 もし真の美に出会いたいのであれば、 東京のとある埠頭にあるアートギャラリー、ギャラリーフェイクへ行くといい。 二人の美の守り手が、出迎えてくれることだろう。 ~ギャラリーフェイク END~ このゲームは相手のセリフに手持ちの情報をぶつけて先へ進むという 逆転裁判に似たシステムがありますが、 爽快感が無く、攻略が分かりづらいところもあるので、 実質的には読みにくい一本道のノベルゲームといったところです。 ただ第三章以外のストーリーは全てゲームオリジナルで その質も悪くありません。いわゆる「ファンなら買い」というやつです。 以上、ギャラリーフェイクを終わります。
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サラリーマン金太郎 作画 本宮ひろ志? 掲載誌 週刊ヤングジャンプ?1994年30号~2002年9号 話数 全167話 あらすじ サラリーマンになるため、漁師をやめて上京してきた矢島金太郎。この男、元は暴走族「八州連合」のヘッドという経歴の持ち主。ヤマト建設の型破り社員・金太郎が、建設業界に嵐を巻き起こす!!(集英社マンガネット1巻作品詳細ページより) 単行本 レーベル名 出版社 判型 巻数 奥付 Amazon ヤングジャンプ・コミックス 集英社 B6 全30巻 1巻・1994年12月13日初版、30巻・2002年3月24日初版 サラリーマン金太郎 1 (ヤングジャンプコミックス) 集英社コミック文庫 集英社 文庫判 全20巻 1巻・2004年初版、20巻・2005年初版 サラリーマン金太郎 1 入社活躍編 (集英社文庫(コミック版)) 備考 1巻に収録された第6話「金太郎、麻雀する」が麻雀回。 高橋克典主演の映像版(TBS系列)が連ドラ4シリーズ+スペシャル1作、映画が1本あり、永井大主演の映像版(テレビ朝日系列)が連ドラ2シリーズある。 2001年にテレビアニメ化(BS-i、2001年2月~3月)。全20話。 パチンコ化1回、パチスロ化は3回している。 2004年に『ネットセレクト サラリーマン金太郎』としてアーケードゲーム化(ゲーム内容は大富豪、リバーシ、三人麻雀)。 続編に『サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編』(全4巻)、『新サラリーマン金太郎』(連載中)がある。 関連書に滝直毅によるノベライズ『サラリーマン金太郎』(1999年初版)、白石まみによるノベライズ『サラリーマン金太郎special』(2002年初版)がある。 00年代 90年代 アニメ化 ゲーム化 ヤングジャンプ・コミックス 本宮ひろ志 週刊ヤングジャンプ 集英社コミック文庫 麻雀回
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基本情報 属性 白 加入時期 Act2から 特徴 成長が遅く、防御力に特化したステータスで中級者向け蘇生魔法が使用できる生存率が高く難易度Hardには最適 ステータス(LvMAX) HP ATK DEF HIT EVA AGI 属性スロット 93 38 54 37 42 23 汎用 白 白 白 白 雷 コマンドスキル一覧 名称 種別 Lv Cost 対象 効果値 Effect Feature セイントビームレイ コマンド 初期 20 敵単体 Lv1/200x1Lv2/300x1Lv3/400x1Lv4/600x1Lv5/800x1Lv6/1000x1 Lv.1~ ダメージ量アップ 敵単体を白属性で攻撃 リフレッシュ コマンド 初期 30 味方全体 Lv1/猛毒・暗闇を治療Lv3/呪縛・拘束を治療Lv5/破砕・封印を治療Lv6/戦闘不能を治療 Lv.1~ 治療ステート追加 猛毒・暗闇・呪縛・拘束・破砕・封印・戦闘不能を治療 リジェネレーション コマンド 5 30 敵単体 Lv1/持続2ターンLv2/持続3ターンLv3/持続4ターンLv4/持続5ターンLv5/持続6ターンLv6/持続7ターン Lv.1~ 回復量アップLv.1~ 追加効果持続 味方全体のHPを徐々に回復 バニッシュアップ コマンド 7 20 味方単体 Lv1/持続2ターン&EVA+2.5Lv2/持続3ターン&EVA+5Lv3/持続4ターン&EVA+7.5Lv4/持続5ターン&EVA+10Lv5/持続6ターン&EVA+12.5Lv6/持続7ターン&EVA+15 Lv.1~ 能力増加値アップLv.1~ 追加効果持続Lv.5~ 対象全体化 味方一人に回避率アップ ホーリーランスシャイニングボム コマンド 9 30 敵全体 Lv1/200x1Lv2/280x1Lv3/360x1Lv4/450x1Lv5/575x1Lv6/700x1 Lv.1~ ダメージ量アップ 敵全体に白属性で攻撃 シールスタンプ コマンド 12 50 味方全体 Lv1/成功率20%Lv2/成功率35%Lv3/成功率50%Lv4/成功率65%Lv5/成功率80%Lv6/成功率95% Lv.1~ 成功率アップ 敵単体の詠唱をキャンセルする パッシブスキル一覧 名称 種別 Lv Effect ホワイトガード パッシブ 初期 白属性軽減黒属性弱体 オールドルーキー パッシブ 初期 獲得経験値ダウン シェルシールド パッシブ 4 瀕死時、回避率上昇 ヒーリング パッシブ 5 リンケージ対象のHPが少量回復する リペアヒーラー パッシブ 8 自身のHP,MPの回復量アップ シールレジスト パッシブ 11 封印耐性アップ パリィ パッシブ 16 瀕死時、一定の確率で被ダメージを1にする 装備スキル一覧 名称 種別 Lv Effect オールセット 固有 10 バトル勝利時、敵情報を自動で取得する ホワイトニング 固有 15 チャージ使用時、状態異常にならない シャイニーハート 固有 20 味方全体を蘇生する コードスキル一覧 名称 種別 Lv Effect セラフコード コード 初期 最大HP増加 バニッシュコード コード 5 EVA増加 マインドコード コード 7 DEF増加 アタックコード コード 10 ATK増加 ヒットコード コード 12 HIT増加 スピードコード コード 17 AGI増加 エナジーコード コード 18 最大MP増加
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【モチーフ】:武者人形+イグアナ 【能力】:闘志を力に変える程度の能力(敵対する相手の闘志を喰らい、自らの力に変換する能力。) 【住所】:幻想町天狗岳 香霖堂 【好物】:闘志、味噌焼きおにぎり、高菜 【苦手】:柑橘類 【解説】 香霖堂に置いてあった武者人形が周囲のミラクルパワーを帯びて生まれた奇跡獣。 彼の元になった武者人形は「持ち主を次々と修羅へと変えていった」と言われる曰くつきの一品で、彼自身の性格も戦いを何より好む修羅そのもの。 その戦闘能力は高く、ブレイド・チックをギッタギタにしたり、リムブレイブに打ち勝ち、消滅寸前にまで追い込んだ。 しかし、闘志が出ていない相手だと闘志を食べることが出来ず弱体化するため、その場合はやむなく自分の闘志を燃やして戦う。 ブレイブとの決戦の時に自分の闘志を燃焼させて戦うも、一人の武人として敬意を評したリムブレイブの「ヴィリーム・ブレイブ・プリュネルスラッシュ」により消滅、ミラクルハートは椛の手に入った。 この時、彼もまたリムブレイブを武人と評しており、敗北しても笑顔だった。